みなさん、こんにちは!
韓国で5169人の犠牲者をだした光州事件を知っていますか?
光州事件では学生や一般市民が参加した民主化運動を当時の全斗煥(チョン・ドゥファン)政権が武器を使い激しく弾圧。
多く死者をだしてしまった韓国でしばらくタブーとされていた事件です。
実際、光州事件がどんなものだったのかまず解説していきますね。
光州事件の概要・実在する主人公

1980年5月18日から27日にかけて、韓国の光州で民主化運動がおこります。
この光州事件、最初は小さな学生運動だったものの軍部の激しい暴力のため市民も参加し、かなり大きなデモになました。
そして各地で民主団体と軍部との激しい衝突が起こったのです。
大韓民国(韓国)の光州市を中心として起きた民主化デモ。
事件の発端は、5月17日の全斗煥(チョン・ドゥファン)らのクーデターと金大中らの逮捕がきっかけでした。
クーデターが起き戒厳令がだされ市民の自由は制限されました。
このことに怒りが爆発しデモを起こしたのが光州の学生。そしてこの学生たちはすぐに戒厳軍によって弾圧されます。
戒厳軍は学生に銃を向け、手当たり次第に暴行しまくったのです。
これをみていた光州市民もデモに参加し事態は悪化。
光州事件・デモ参加者は20万人
デモはいたるとこで多くの人が流血する地獄絵図となっていったのです。
デモ参加者は約20万人にまで増加し、各地で激しい衝突が起きました。光州市内はデモをする人でうめつくされ、戒厳軍はこれを包囲、攻撃をしかけました。
しかし、学生や民衆もこれに対抗。
武器庫を襲うと銃撃戦の末に全羅南道道庁を占領し強硬な姿勢に出ます。
学生や市民と戒厳軍は激しく衝突。とくに戒厳軍は見境なく光州市にいる人をかたっぱしから痛め付けたのでした。
とうとう5月27日にこの大規模な民主化運動も全斗煥(チョン・ドゥファン)率いる大韓民国政府に鎮圧されるのでした。
この光州事件を題材にしたのが「1987、ある闘いの真実」です。
ではどのあたりが実話だったのか詳しく見ていきたいと思います。
映画に出てくる学生運動家・パク・ジョンチョルは実在する

この映画は光州運動に参加した少年の不審死をめぐって展開されていきます。
実在する学生運動家だったパク・ジョンチョルさん。
では実際の事件はどういった事件だったのでしょうか・?
パク・ジョンチョルさんは光州事件で指名手配となっていた友人の居場所を軍部に問われますが黙秘。そのことによりパク・ジョンチョルさんへの激しい拷問が始まります。
パク・ジョンチョルさんは電気責め、殴打、水責めとあらゆる拷問を受け水責めの際の胸部圧迫によりなくなりました。
しかし警察は拷問で亡くなったことを隠ぺいし、変死ということに・・一刻も早く証拠隠滅をはかろうとしたのです。
隠蔽しようとする警察とこの隠蔽を公にしようとする医者。パク・ジョンチョルさんの遺体を調べた医者はこの死が拷問によるものであると気付いていたのです。
結局、パク・ジョンチョルさんの遺体は司法解剖され警察の拷問が公になったのでした。
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映画「1987、ある闘いの真実」あらすじ

では、映画「1987、ある闘いの真実」のあらすじを見ていきます。
さきほど解説した実話をかなり再現している内容なのでドキュメンタリー要素も強くなっています。
1987年、ソウル大学の学生で民主運動家だったパク・ジョンチョルは激しい拷問を受け死亡しました。警察はそれを心臓発作だとし隠蔽をはかります。
しかし、最後の応急処置をした医者の証言が衝撃的なものでした。医者は記者に対して「水が。。。」と水責めの拷問でなくなったことをほのめかすのでした。
セリフひとつひとつが実話を忠実に再現していて目の前で歴史の瞬間をまのあたりにしているかのよう。
下記の画像にある「捜査員が机を叩いたら。。ううっと死んでしまった」という言葉は当時流行語になったそうです。
正確には「机をタッと叩いたらオッと叫んで死んだ、、(책상을 탁 치니 억 하고 죽다니)」と言ったそうですがほぼほぼ忠実にセリフにしていますね。
刑務所で働く刑務官が受刑者と外部にいる民主化運動家たちの伝達係となり事件は密かに真実へと近づいて行きます。
映画「1987、ある闘いの真実」キャスト紹介
それでは、映画「1987、ある闘いの真実」の豪華顔ぶれをご紹介して行きたいと思います!
ハ・ジョンウ
「チェイサー」でサイコパスな殺人鬼を熱演し話題になったハ・ジョンウ。
なんだろう、、あの映画ではブサイクに見えたのに映画によってすごくかっこよく見えます。
キム・ユンソク
どの作品でもとりあえず怖いおじさんしか演じていないキム・ユンソク。安定の演技ですが違う一面もみてみたい気がしますね。
「哀しき野獣」で、でっかい動物の骨でぼこぼこと殴打するシーン。もう忘れられないわ。
ハ・ジョンウさんとは「チェイサー」「哀しき野獣」に続き、また共演!しかも一緒に演技する場面が多い・・もうこの二人は息がぴったりなんじゃないでしょうか?
また2人はこの作品を含め3作品で対立する関係の演じています。おもしろいですよね。
ユ・へジン
貧弱な役から、おこらしたらやばい系のやくざの役まで器用にこなすユ・ヘジン。なにをやらせても個性がひかるんですよね〜。
カン・ドンウォン
若いながらベテラン俳優のカンドンウォン。出演は少ないのですがかなり重要な役所ですよ。筆者はなんとなく、このカンドンウォンと東方神起のユチョンが被ってしまうのですが。。。
映画「1987、ある闘いの真実」の口コミ
では、映画鑑賞された方の口コミや感想などをさらっとですがみて行きたいと思います!私も視聴しましたが、韓国にこういった映画をつくらせると、どの国にもまけないクオリティで仕上げてきますよね!
実話ということもあいまって終始目が離せない作品になっていました。

5年前に実際にあった民主化闘争のお話。
「タクシー運転手」といい、こういった話は本当に胸にくるものがある。
最近やっと「神と共に」を観たのでハジョンウさん出ててちょっと嬉しかった



やっと観た。国が好き放題やってる感じがリアルでずっとハラハラしながら観られた。これが実話ってとこが韓国の怖い所で。この映画について色々調べると韓国という国がしてきた数々の隠蔽がわかる。キム・テリはすごく好き。この国に賛同出来ない所は多々あるけどしっかり自国で映画にして真実を曝け出す所はすごくいいと思う。韓国は面白い映画多いな。



1人の青年の死で始まり、
1人の青年の死で終わる。
国家権力の名の下で振り下ろされる暴力の犠牲になる、学生や市民達。あまりに壮絶な闘争に、強いお酒を飲み干した様に胸が熱くなる。ラストは思わず涙した。



言論統制され自由のない時代が、韓国に最近まであったことを初めて知った。民主主義を勝ち取る為に権力と戦う人達を生々しく描いており、今の自由な時代はその犠牲の上に成り立っていることを改めて考えさせられる良い映画。
みなさんの口コミをみていると政治的な意味からかなり怖いという意見もありました。
この映画をみて、民主化運動がなぜおこるのか、いつの時代も汚い政治家はいるってことをわかってくれたらよいんじゃないでしょうか。
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映画「1987、ある闘いの真実」の配信サイトはhulu
どこの動画配信サイトで「1987、ある闘いの真実」を視聴できるか調べてみると動画配信しているサイトは何社かありましたがどれも有料でした。
お試し期間中に無料で視聴できるサイトはhuluの1社。現在はhulu独占配信となっています。
他社に比べて無料期間が14日と短めですが現在、他のサイトは無料期間でもレンタル料がかかってしまいます。
無料配信 | 月額料金(税抜) | 無料期間 | |
U-NEXT | ✖️ | 1990円 | 31日間 |
プライムビデオ | ✖️ | 500円 | 30日間 |
FOD | ✖️ | 888円 | 14日間 |
Hulu | ○ | 933円 | 14日間 |
Netflix | ✖️ | ベーシック880円 スタンダード1320円 | ✖️ |
dtv | ✖️ | 550円 | 31日間 |
※本ページの情報は2021年7月時点のものです。 最新の配信状況はサイトにてご確認ください。
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【実話】光州事件を映画化!「1987、ある闘いの真実」の口コミ!あらすじやキャスト!配信はどこ?!まとめ
民主化運動を描いた作品はいくつかありますが、こんなに忠実に再現している映画は珍しいかもしれませんね。
セリフの一個一個や、民主化運動をいかにしてリアルに伝えるか工夫が凝らされた映像。
自由を求める国民の想いはどこも同じなんだなとつくづく思いました。
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