日本歴史

忠臣蔵には結ばれない恋をした赤穂藩士たちがいる!?

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江戸時代・元禄という年号の時代は、日本は高度経済成長を続けた平和な時代でした。

歌舞伎などの芸能や小説などの文芸が流行っていた時代に、忠臣蔵には甘くせつない結ばれない恋をした赤穂藩士たちがたくさん登場します。

江戸の人々は、忠臣蔵の赤穂藩士たちのせつない恋物語に夢中になっていったのです。

忠臣蔵「赤穂事件」という実際の事件をモデルに作られました。

実在した赤穂藩士たちが吉良上野介を殺害するまでの1年半もの間、どんな生活をしていたのか?

若い赤穂藩士の恋人たちは、どんな想いで赤穂藩士たちと過ごしたのか?

忠臣蔵の悲しい恋の実態に迫ります!

忠臣蔵では恋人と一緒に無理心中をした赤穂藩士がいた!

橋本平左衛門(はしもとへいざえもん)は、まだ15歳の未来ある赤穂藩士の若者でした。

15歳の橋本平左衛門には恋人もいないどころか、まともに女性と話したこともありません。

そんな中、赤穂藩がつぶされると言う災難に巻き込まれます。

純粋な橋本平左衛門は、迷うことなく赤穂藩主・浅野内匠頭の仇を討つことにします。

赤穂藩がつぶれたあと、橋本平左衛門は他の赤穂藩士とともに京都で生活を始めました。

ある日、他の赤穂藩士と一緒に息抜きに大阪へ遊びに行きます。

大阪で女性を買って遊ぶことになった橋本平左衛門ですが、もちろんそんな遊びも初めてです。

面白がった店のものが、初めて客の相手をするという女性をわざわざ橋本平左衛門と一緒にします。

橋本平左衛門にとっては初めての遊び、彼女にとっても初めてのお客です。

純粋で真っすぐな青年・橋本平左衛門と、まだ男性のことをほとんど知らない彼女は、惹かれ合い恋に落ちてしまったのです。

しかし、橋本平左衛門はいつかは赤穂藩主・浅野内匠頭のために敵討ちをしなくてはなりません。

彼女もいつまでも橋本平左衛門ばかりを相手にするわけにはいきません。

愛し合うことはできない自分の境遇にお互いが苦しみます。

いつかは別れなくてはいけない運命ならば、一緒に死のうと二人は考えるのです。

とうとう橋本平左衛門と彼女はお互いを刺し合って死んでしまいます。

橋本平左衛門も彼女も、純粋だったために見えない未来に絶望してしまったのです。

 

忠臣蔵では金を盗んで恋人と駆け落ちした赤穂藩士がいた!

江戸にある赤穂藩の出先で働いていた小山田庄左衛門(おやまだしょうざえもん)は当時45歳くらいだったといわれます。

忠臣蔵では、最初から吉良上野介殺害計画に積極的な赤穂藩士のひとりでした。

ところが、討ち入り直前になって同じ赤穂藩士の金を盗んで逃亡してしまいます。

どうして小山田庄左衛門が金を盗んだのかが問題です。

小山田庄左衛門は、酒好きで女好きでした。

こんな小山田庄左衛門が行くところといったら、大人のための社交場・吉原です。

小山田庄左衛門は吉原で遊んでいるうちに、お気に入りの女性ができます。

最初は遊びのつもりでしたが、相手の女性も小山田庄左衛門はお客だと思いながらも恋しい気持ちを持ち始めます。

吉良上野介への復讐のために、他の赤穂藩士たちが節約しながら生活しているときです。

小山田庄左衛門が吉原で遊ぶ金が続くわけがありません。

ところが、小山田庄左衛門のかわりに相手の女性が自分の給料から金を出してまで、吉原へ来るように言ってきたのです。

小山田庄左衛門は辛く苦しい生活から逃げるように、女性のところへ通います。

しかし、赤穂藩士の仲間の苦しい生活を知りながら遊び続ける小山田庄左衛門は、仲間の金を盗んだあげくに、吉原で知り合った女性と逃げてしまうのです。

吉良上野介への復讐が成功しても自分は死んでしまうかもしれない。

それなら、自分を愛してくれる女性と生き続けよう。

愛のために生きることを選んだ小山田庄左衛門の、その後の行方はわかりません。

数年後に盗みで捕まった犯人が元赤穂藩士だという記録があります。

これが小山田庄左衛門ではないかと言われていますが、確かではありません。

 

忠臣蔵では女性を騙して利用した赤穂藩士がいた!

忠臣蔵でもっとも有名な恋物語の主人公・岡野金右衛門(おかのきんえもん)は23歳です。

赤穂藩が潰されたあと赤穂藩士のひとり前原伊助が江戸で始めた店で働き始めたのが岡野金右衛門でした。

岡野金右衛門はイケメンで知られ、店へやってくる女性たちにはファンがたくさんいたのです。

その岡野金右衛門ファンの中に、吉良邸を建てた大工の娘・お艶がいました。

岡野金右衛門お艶と仲良くなり、お艶父親から吉良邸の間取り図を取ろうと考えます。

ところが、綺麗で純粋なお艶岡野金右衛門も好きになってしまったのです!

今は亡き赤穂藩主・浅野内匠頭への恩のために、好きになったお艶を騙すことに岡野金右衛門は悩みます。

ひとり悩み苦しむ岡野金右衛門の姿を見たお艶は、事情を聞かずに父親の仕事場から吉良邸の間取り図を持ち出します。

お艶もまた、岡野金右衛門の本当の気持ちを聞けずに悩んでいたのです。

間取り図を渡すときにお艶は勇気を出して岡野金右衛門にたずねます。

「私に近づいたのは間取り図が欲しいだけで、私が好きではなかったの?」

「はじめはそうだった・・・でも・・・今は違う!」

岡野金右衛門は、そう言ってお艶を抱きしめるとそのまま間取り図を持って仲間の元へ走り去るのです。

お艶の父親は、娘をだまし間取り図も盗んだ岡野金右衛門のことに激怒します。

ところが、岡野金右衛門の正体が赤穂藩士であったことを知ると事情を察します。

お艶岡野金右衛門の最後の会話を聞いた父親は、

「お前はいい男を選んだな。」

といって、娘を慰めるのです。

岡野金右衛門は、吉良上野介殺害計画に参加し、無事目的を果たします。

切腹のときに岡野金右衛門が想っていたのは、お艶のことでした。

自分が生きる道を選ばず武士らしく生きる道を岡野金右衛門は選んだのです。

 

忠臣蔵には結ばれない恋をした赤穂藩士たちがいる!?まとめ

赤穂藩主・浅野内匠頭が切腹してから、吉良上野介への復讐をするまで1年半もの時間がかかりました。

失敗しないための準備のためとはいえ、その間の赤穂藩士たちの生活は苦しいものでした。

苦しい生活の中で恋に落ちた赤穂藩士たちは、生きるべきか死かの選択に悩みます。

忠臣蔵の中では浅野内匠頭への恩を選ぶのか、恋人のために生きるのかを選ばなくてはいけなくなるのです。

橋本平左衛門は恋人と死ぬ道を選びました。

小山田庄左衛門は恋人と生きる道を選びました。

岡野金右衛門浅野内匠頭への恩を選びました。

相手の恋人はどんな気持ちで彼氏の選択した気持ちを受け入れたのでしょうか?

どれをとってもハッピーエンドとはいえないですね。

ちなみに、この登場した3人は実在の赤穂藩士ですが、話の内容は忠臣蔵の中に出てくる想像の物語です。

恋する赤穂藩士たちの悲しい結末に、忠臣蔵ファンは今でも魅せられているです。

 

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