新型肺炎ウイルス感染拡大の終息が見えてきません。
なるべく外出を控えるなど、自粛をするしかないですね・・・
そこで、今回は安倍政権についてまとめたいと思います!
新型肺炎ウイルス対策で、アベノマスクやアベノコラボなんて言葉まで出て来ていますが、このままで日本は大丈夫なの?
そんな思いを持っている方もいるかもしれません。
しかし、これを読めば日本の将来が少しは見えてくるかもしれません。
それでは始めていきます!
歴代最長の安倍政権
安倍首相は政権が誕生から2887日目(第一次、第二次通算)に歴代最長の座を手にしました!
これはいろいろ言われることもありますが、とりあえずすごいことです!
だって、長くやってたら色んな横やりも入るし、様々なところから攻撃を受けます。
それに内部からだって足を引っ張ろうとする人もいるし、これだけ長い期間一国のトップでい続けることができることは普通無理です。
アメリカのように1期4年、2期8年が決まってる国とは違い、日本の場合は任期途中でも総理大臣を交代させることは普通に行われます。
安倍総理の前の各総理大臣の任期を見てみると、野田政権482日、菅政権451日、鳩山政権266日、麻生政権358日、福田政権355日。
だいたいが一年程で政権が変わっていますよね・・・。
だから、先ずは安倍政権がこれだけ長い期間持ったことはすごいことなのです!
ではでは、政権を長くする方法はあるのか?
これは、ずばり答えがあります!これだけ覚えても損はないはずです!
政権を長く続きさせる唯一の方法は「経済を安定させる」です!
少し難しい。なんだかめんどくさいと思った方、いえいえこれは非常に簡単なことなんです。
だって、皆さんが政治に求めることって何ですか?
こういうアンケートを取ると、ほぼ一貫して1位となっているのが「景気対策」なんです!
年金や社会保障、子育てという回答もありますが、こうした問題の根幹には景気が良くなれば生活は楽になるはず!という結局は「景気」が重要だと皆さんは思ってるはずです。
例えば、
①景気が良くなって自分の収入が毎年上がっている、だけど政治家は不倫や汚職だらけ。
②景気は悪くなって自分の収入が毎年下がっている、だけど政治家はすごくいい人。
①と②を比べてどうですか?
誰だって実は分かっているはずです。「政治家の汚職や不倫なんてどうでもいいから、自分の収入を上げてくれ」って。
そう、これこそが安倍政権の強みであり、歴代総理大臣が達成できなかったことでもあるのです。
結局みんな本音では①ですよね?
安倍政権が不倫や汚職まみれとは言っているわけではないですが、とりあえず「経済」なんです。
つまり、「森友や加計問題はあるけど、私たちの生活は悪くはなっていないよね」って実は皆さん気づいているのではないでしょうか?
だから、もし安倍総理を引きずり下ろしたいのであれば、野党の人も総理のイスを狙っている人も、先ずは「自分だったからこうやって景気をよくする!」という政策がなければいけません。
はっきり言ってこれがないならみんな論外!これからも、安倍政権は安泰ですね。
だから「経済を安定させる」ことが、総理大臣への近道であり、政権を安定させる源なのです!
アベノミクスのすごいところ
第二次安倍政権が発足した直後、経済対策として「アベノミクス」が発表されました。
「3本の矢」とか「新3本の矢」とか言われていましたが、結局はGDP 600兆円を目標にした経済対策ということです。
GDPというのは、その国の経済規模表すもので、大きければ大きいほうがいいです。
1年間で500万円使った家庭と、1000万円使った家庭とどっちがお金が裕福だと思いますか?
そう、このGDPを大きくすることができれば基本的には裕福な国だといえます。
安倍政権が誕生した時はこのGDPは500兆円程だったのが、2019年は570兆円まで大きくなりました。
GDPが大きくなるということはそれに付随する経済指標も良くなることでもあるので、失業率の低下、就職内定率の向上、株価の上昇など、全てがプラスになります!
アベノミクスについて野党の人たちは否定をしたり、統計データを改ざんしたと言ったりしていますが、景気は着実に良くなっていたので、国民からしてみるとそういう意見は説得力ないですよね・・・
つまり、少なくとも安倍政権が進めてきたアベノミクスは成功を治め、経済も良かったというのが今後の評価になることは間違いないでしょう。
じゃ、悪いところなんてないの?
いえいえ、それは違います。
先ほどからいっているように安倍政権の評価されるべき点は「経済を安定させた」ということです!
しかし、それはすべてアベノミクスの成果だったのか?というとこれは評価が分かれると思います。
先ず、アメリカと中国の経済が安倍政権の在任期間中ずっと良かったということがあります。
日本は輸出大国で、その中でもアメリカと中国への依存度がものすごく高い。
ですから、この両国の景気が良ければ基本的に日本の景気は好調です。
逆にリーマンショックの時のようにアメリカ経済が傾くと日本の経済も傾きます。
ですから、アベノミクスの成果なのか?アメリカ経済と中国経済のおかげなのか?という議論はあります。
もう一つは、アベノミクスで国民全体で経済の向上を実感できたか?ということです。
多くの人は株価が良くなった、就職率がよくなったといわれても実感できたかというと、それに対して疑問を持つ人が多いのではないでしょうか。
事実、アベノミクス効果を実感できたのは一部の人で、多くの人は実感できなかったといわれています。
そのため、うーん。本当に景気は良くなった?といわれるのもしょうがないわけです。
安倍政権の悪いところ・・・
そして、安倍政権の最も大きな罪は「忖度」という言葉を広めたことでしょう。
これほど政権が長くなると政治家と官僚との間に緊張関係がなくなり、政治家と官僚の中で上下関係みたいなものが生まれます。
本来、三権分立の中で行政(内閣・官僚)と立法(政治家)は緊張関係がなくてはいけません。
お互いがお互いをチェックするからこそいい関係となるはずです。
しかし、行政側が立法側に「忖度」し「仰せのまま」状態になると政治はダメになってしまいます。
しかし、官僚も所詮はサラリーマン。いつか上司になるかもしれない政治家と揉めたくないし嫌われたくない。
だったら、「忖度」しますということになるのです。
森友・加計問題で数々の文書改ざんや忖度の内容が明らかになりました。
政治家からすると「官僚が勝手にやったこと」といっても、それを生んでいるのは、
政治家と官僚の上下関係です。
そのことによって、政治に対する信用が失われ、誰も政治を頼りにしなくなるという状況が生まれつつあります。
こうした状況を生んでしまった安倍政権の罪は大きいものといえます。
もう一つは、民主主義における議論の重視が失われる状況を生んでいるということです。
安保法制の時もそうでしたが、国民の知らないところで議論をされ、多くのことが勝手に決まってしまっています。
誰かの思い付きや独りよがりの考えで国を動かせないようにすることが、民主主義の良いところのはずです。
しかし、安倍首相に対して内部からも反対できる人がおらず、多くの場合は独断で決められています。
アベノマスクも結局は一人の官僚の思い付きだということが分かりました。
これでは独裁国家と同じです。
議論と多数決こそ民主主義国家の基礎の部分です。
そのことが安倍政権が生んでいるマイナスの部分かもしれません。
安倍政権の良い点!悪い点を教えて!日本は今のままで大丈夫なの?まとめ
安倍政権は海外からの評価が非常に高く、トランプ大統領に唯一意見ができる人とまで言われています。
さらにヨーロッパやアジア諸国の中では安倍首相に対する評価は非常に高いです。
悪いといえば、中国・北朝鮮・韓国といった隣国だけです。
隣国と仲良くやるということも大切ですが、往々にして隣国とはあまり仲良くないのがどこの国にもある歴史です。
「アベノミクス」「全世代型社会保障」「地方創生」「一億総活躍」など安倍政権は次々にキャッチコピーを作って宣伝をしています。(電通のお仕事はさすがです・・・!笑)
では、これがどれほど政策として実現し、結果が出ているかはほとんど検証がされません。
さらに、今回の新型肺炎ウイルスの影響で経済は悪化していきます。
安倍政権がこれまで積み上げてきたもののほとんどが無くなるでしょう。
その時に、安倍政権がどんな経済対策を打ち出すのかが、今後の政権安定のカギです!
他に、そういう経済対策を打ち出せる政党や議員がいれば、恐らくその人が次の総理大臣になるでしょう!
ちなみに安倍政権を支持する理由の一番は「他にいない」です。
誰もが積極的に安倍政権を支持しているわけではありません。
むしろ他にないから支持しているということだけです。
恐らく、肺炎対策でも同様のことが起きています。
良くわないけど他にいないというのが皆さんの本音ですね?
いま国民が求めていること、それは「肺炎終息」と「景気回復」です!
誰がその答えを導きだすのでしょうか?政治家の皆さん、届いてますかー?
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