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中東問題がわかりやすく学べるおすすめ3冊!

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ニュースなどでアラブや中東が取り上げられることがありますが、ややこしくて難しい印象がありますよね!

中東といえば、石油がたくさん出て、イスラーム教徒が多いことは知っているかもしれません。ですが、細かい話になるとわからなくなってしまう人も多いのではないでしょうか?

ニュースを聞いているうちに思わず、「何がなんだかさっぱりわからない!」と投げ出したくなってしまう気持ちはとてもわかります。

目次

なぜ中東問題ってややこしいの?

その原因は、狭い場所にいくつもの国が集まっていること、似たような名前の組織や聞き慣れない名前の人物がたくさん出てくるからではないでしょうか?

中東問題を難しくしているのが、パレスチナ問題と呼ばれる現象です。

中東問題のルーツをたどると、なんと100年以上前の第一次世界大戦にまでさかのぼるのです!

それに加えて、今から70年ほど前にイスラエルという国が誕生してしまったことで、中東情勢はさらにこじれてしまいました。

複雑で難しい中東情勢ですが、実は中東の歴史を学ぶことでスッキリと理解できます。

現在起きている問題は、過去の出来事が原因となって生じているからです。

今回は中東問題がよくわかる3冊をまとめました。初級者から上級者まで楽しく読める本を紹介しているので、ぜひ参考にしてください!

ゆげ塾の中国とアラブがわかる世界史

アラブの歴史を漫画で、楽しく学ぶことができる本です。

東京都内にある受験世界史の塾「ゆげ塾」の講師による丁寧な解説と、卒塾生によって描かれた魅力的なキャラクターたちが、複雑に絡み合った中東問題をわかりやすく紐解いていきます。

可愛いキャラの解説でややこしい中東問題も頭に入りやすい!

読んだ感想

中東の歴史には慣れない人物名や王朝がたくさん登場するため、勉強しているうちに混乱してしまいませんか?

この本では国をキャラクターにたとえるだけでなく、実際の歴史上の人物も描いてくれるので、とても印象に残りました!

文字だけでは覚えられないことも、言葉と絵をセットにすることで、今まで覚えられなかった人物や組織の名前がスッと頭に入ってくるんです。

それから歴史漫画はわかりやすさを優先してしまい、細部を端折ってしまうことがありますよね。

ところがこの本は、大事な出来事や背景をもらすことなく詰め込んでいるので、歴史の奥深さも味わうことができるんです!

著者のゆげ先生の世界史観も盛り込まれているので、楽しく深くアラブの歴史を学ぶことができました。

こんな人におすすめ

この本は、初心者はもちろん、上級者が読んでも楽しめる一冊になっています!

初心者にとっては文章だけの本よりも、まずは漫画の助けを借りて頭の中でイメージを描けるようになると、勉強が捗りますよね。

歴史は物語を理解することができると、意外なくらい簡単に理解できるので、歴史漫画から読み始めるのはありだと思います。

また、これから世界史の学習を始める高校生や受験生にも、導入として読んでみる価値があるように感じました!

さらに、この本は歴史漫画ではあるものの、著者の独自の解釈や世界史の捉え方に触れることができるので、上級者にもおすすめできる内容になっています。

アラブとイスラエル

パレスチナの歴史を詳しく解説しており、より深く中東問題について知ることができる一冊です。

一般的な概説書は史実の列挙にとどまることが多いですが、この本はひとつひとつの出来事について、その地域における歴史的な背景はもちろん、国際社会との関連までしっかりと掘り下げていることが特徴です。

読んだ感想

実は中東問題が中東地域だけの問題ではなく、アメリカやイギリスなどの外国の利害や対立関係が、複雑に絡み合って生じていることがわかりました。

中東の戦争や石油危機なども、各国がバラバラに中東政策を行ったことで生じた問題なのです!

中東においては、どの国が何を考えて行動を起こし、その結果どんな問題が起きてしまったかのかが、とても見えにくくなっています。

中東問題が難しいと感じる要因のひとつは、諸外国の中東に対する姿勢がまとまっていないことにあるのかもしれませんね。

こんな人におすすめ

この本は、より詳しく中東の歴史を学びたい人におすすめの一冊です!

歴史を学ぶ上では、出来事を点で捉えるのではなく、原因と結果という線で結びつけながら理解することが大切だと聞いたことはありませんか?

中東問題にはあまりにも多くの国が関係しているため、一筋縄では理解できないですよね。

この本では、もつれた糸を少しずつときほぐすように、中東問題の根本まで丁寧にたどっていくことができますよ!

パレスチナ新版

この本はパレスチナ問題に焦点を当てており、イスラエルと周辺の国々との泥沼の関係を詳しく解説しています。

また、著者は現地で取材を続けるジャーナリストであり、著者が中東で目の当たりにした生々しいまでの現実が描かれています。

読んだ感想

この本を読んで、パレスチナの歴史を振り返りながら、同時に現地の人々のリアルな心情を垣間見ることができました。

パレスチナの難民の会話からは、まるで人々の肉声が響いてくるような臨場感があります。

もし隣の町に買い物に出かけて、帰ってきたら軍隊に村ごと焼かれていて、家族も友人も住む場所もなくなっていたら、と考えたらゾッとしますよね?

中東の難民たちは、こんな風に背筋が凍るような出来事を、日常の中で肌身に味わいながら暮らしているのですね。

こんな人におすすめ

この本はパレスチナ問題について0から学習したい人や、中東に住む人々がどのような日常を送っているかを知りたい人におすすめです!

現地の人の声を反映させた一冊には、やはり他にはない独特な重みを感じますよね?

難民となった人々が、どんな思いを抱えながら厳しい現実を生きているのか。

パレスチナ問題や難民について学びたい人は、ぜひ参考にしてみてください!

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