みなさん、こんにちは!
映画「ジョーカー」マニアの中でひろがっている時計の針11時11分の謎!
なんかの伏線なのか?これは何か意味しているのか?暗号めいたものなのか?ともう思考がとまりません!
今日はもっとも謎が多いとされている、時計の11という数字と冷蔵庫にはいっていく奇妙な行動について考察していきたいと思います!
[box06 title=”考察のポイント”]
・時計の針11時11分が意味することはなんなのか?
・アーサーはなぜ冷蔵庫に入るという行動をしたのか?
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その何気ないものに実は深くて謎めいたジョーカーのメッセージが隠されているもかしれませんよ。
映画「ジョーカー」のあらすじ(ネタばれあり)

舞台となるのは、財政危機に襲われ、貧富の差が広がり、貧困層はどんどん圧迫されていくゴッサムシティ。
そこに住むアーサー・フレックは、不適当な時に笑いが止まらなくなるという精神障害を持つ、温和で良心的な青年。
母親が良く言う「いつも笑顔でいなさい」という言葉を受け、ピエロの仕事に就いてはいますが乏しい給料で生活も苦しく、障害を抑えるための薬も社会福祉に頼っているという生活。。
友達に半強制的に拳銃を持たされ・・・・問題行動に
ある日、ピエロ仲間から受け取ることを強要されしかたなく拳銃を持つことに。そして、あろうことか仕事先の小児科病院で拳銃を暴発させてしまい、あっさりと仕事をクビになってしまいます。

そのうえ帰りの電車の中で、ウェイン・エンタープライズの若いエリートたちに絡まれて殴るけるの暴行を受け、自らを守るためにその拳銃でエリートたちを殺害してしまいます。
なんとも運のないアーサー。見ていて冷や冷やもしますがなんだかイライラさせる主人公です!
それと同じころ、予算節減のせいで社会福祉で薬をもらえなくなったこともあり、アーサ・フレックはだんだんと狂気の世界に入りこんでいき不可解な行動にでるのです!

狂喜乱舞しながら階段を降りる姿はまさにジョーカー に呪われた青年といった感じ。すでにサイコパスな雰囲気がぷんぷんします!
映画「ジョーカー 」を考察!なぜ、冷蔵庫にはいったのか?
さてさて、問題の冷蔵庫に入ってしまうシーン。このシーンで面食らった方も結構おられたのではないでしょうか?
「え、なんで冷蔵庫に入っちゃったのー?」なんて・・・思いますよね??実はこれ、主演のホアキン・フェニックスの即興だそうですよ。
なんじゃそりゃ。。。でもなんか俳優のアドリブやら即興やらレアな感じがよいですよね!
ジョーカーのあらすじ自体は前にも書いた通り、精神に異常を持つ温和な男が迫害、裏切りを受けるうちに、諸悪の権化のようなスーパーサイコパスになり果てていくという筋です。
冷蔵庫に入ったのは俳優のアドリブ?
つまり題材もテーマもそれと言って目新しいものではないのですが、なぜこの映画にこんなに新鮮な印象を受けるのかというと、多くはホアキン・フェニックスの演技によるのではないかと思います!
実際、トッド・フィリップス監督は台本を書く際に、アーサー・フレック役にはホアキン・フェニックスをイメージしていたんだそうですよ。
ジョーカーの台本の中で大体の概要やセリフは決まっていても、具体的なプロットがはっきりしていない部分がいくつかあったそうです。
細部はホアキン・フェニックスの自由な演技に任せたたんだそうで、この有名な冷蔵庫のジーンもその一つです。
冷蔵庫に入るシーンが意味ありげ?
映像ディレクターのローレンス・シャー氏によると、冷蔵庫に入ったのはホアキン・フェニックスが役にはまっていくうえの全くの即興で、スタッフはフェニックスがこのシーンでどんな行動をとるのか全く知りませんでした。
スタッフは全員、フェニックスが冷蔵庫に入った時、どうしたらよいかわからず冷蔵庫から出てくるまでそのままカメラを回していたそうです。
しばらくしてフェニックスが出てきてから、その映像を見てみたら催眠的なほどよかったので、そのまま使ったということです。
あ、なんか違うから冷蔵庫はいらないでいいよ。なんて言われなくてよかったです!
俳優がアドリブで冷蔵庫に入った理由の裏に・・?

冷蔵庫に入るという意味に関しては、はっきりとした説明はされていませんが、観たひとがそれぞれのブログでいろいろな説を書いていますね。
1つの説は、アーサー・フレックはここで自殺したかったのではないかということです。
舞台になっている80年代の冷蔵庫は、いったん中に入ってしまうと内側から開けられず、当時はよく子供がかくれんぼで中に入ったりしないようにと、学校などでも注意があったのを覚えています。
つまり、アーサーは冷蔵庫の中という狭くて息苦しい空間で死のうと考えていたという考察ができます。冷蔵庫で自殺なんてこれまたジョーカー 思考でありそうですよね!
母親との確執・・でもまたお母さんの子で生まれたい?

またほかの説では、冷蔵庫の様な小さい空間で、母胎回帰を試みたというのです。
つまり冷蔵庫は子宮の象徴で、冷蔵庫から出てくる瞬間がジョーカーがまさしく生まれた瞬間だということです。
仲間から裏切られ、職を失い、暴行を受け、自己防衛とはいえ殺人を犯してしまったアーサー。
そのうえ、父親だと思っていたウェイン・エンタープライズの社長、トーマス・ウェインに無視されるばかりか侮辱され、アーサー・フレックの人生はことごとく崩れ去ってしまいました。
そこで冷蔵庫から出た瞬間に、「自分が大笑いしているときに笑わないのは他のやつらが狂っているんだ」と言い、どんな狂気でも不条理でもやりたいことは何でもやってしまうジョーカーに、アーサーは生まれ変わったということなのです。
ゲームソフト、バットマン アーカム・ビギンズの中で、ジョーカーは言っています。
「1日でも悪いことがある日があれば、世の中で1番まともな男でも狂気に陥るんだ。俺と普通の野郎どもとの違いはその1日だけさ。」
映画「ジョーカー 」を考察!時計の針が11時11分を指す意味とは?
映画・ジョーカーの中にはいろいろな時計が背景に出てくるシーンがいくつかあるのですが、その時計が11:11を指しているシーンが多いのが話題になっています。
巷には、この時計がなぜ何度も11:11を指しているのかファンの間ではいろんな説がささやかれています。
結論から言うと、あくまでフィリップス監督や主演のホアキン・フェニックスの話によるとですが、偶然です。
いやああああ!!!やめてやめて。夢がない。
フィリップス監督は、映画ブログで話題になるまでその事実に気が付かなかったんだそうで、「知らなかった。偶然の一致なんだけど…」と言っています。
ホアキン・フェニックスに至っては、「根も葉もない噂をみんなよく信じるなー。ポール・マッカートニーが1966年に死んだっていう噂と同じだよ。」と笑い飛ばしたそうです。
ファンの11:11についての考察は?
ただ実際いくつかのシーンで時計が11:11を指しているのは事実なので、それをもとにいろいろなブロガーが説を唱え続けています。
中には旧約聖書のエレミア書に結びつけてるものなどもあって、びっくりしました。読んでみるとなかなかそれはそれで面白いのですが、実際にはあまり関係ないようです。
一番多く言われていた説は、この映画で起こる事実は全くの幻想なのではないかというものです。
映画の比較的初めのシーンで11:11、中間くらいのシーンで11:11、最後のほうでロバート・デ・ニーロ演ずるマレー・フランクリンのシーンが終わるのが大体11:11、つまりはこの映画の中では時間が11:11のまま、止まっているのです。
つまりこの映画の出来事は、もうすでにアーカム精神病院に収容されたジョーカーが、11:11の一瞬間に見た夢で、アーサー・フレックという人物はジョーカーの創造、単なるでっち上げなのではないかというのですね。
監督にしろ、俳優陣にしろ映画のすべてを説明してくれるわけではないし、その義務もないです。それに絶対に事実しか言わないとは限りません。
また、映画にしろ他の物にしろ、作った側の手を離れたとたんに受け手のものになるわけで、こういうテオリーがあってもよいのではないかとも思うし、またかえって面白くなりますね。
主人公のアーサー・フレック自体、途中から現実と妄想の区別がだんだんつかなくなり、映画の中での出来事が、実際はどうなったのか最後まではっきりしないこともあります。
ソフィーの運命とか…ね。
そう考えると、この映画の出来事自体が一瞬の夢の中で起こったことと言われたら、そうかもしれないと思えるんですね。
映画「ジョーカー 」を考察!なぜ、冷蔵庫に?時計の針11時11分が意味することは?!まとめ
映画ジョーカーを考察!なぜ、冷蔵庫に?時計の針が意味することとは?ということで、いろいろなブログの説や、監督、俳優さんなどのインタビューでの発言をを踏まえて、書いてまいりました。
冷蔵庫のシーン以外にも、映画・ジョーカーは印象深いシーンがたくさんあった映画でした。
アーサー・フレックのダンスシーン、メイクのシーンなど、本当に胸を打たれます。
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