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新型コロナウイルス感染症によってさまざまな影響が出て来ています。
緊急事態宣言?ロックダウン?どの情報が正しくて、何を信じたらいいのか分からない人も多いですよね・・・
そんな中で言われている「株価暴落」の危機・・・
こうした発言が出てくると、いよいよ感染症による危機だけではなく、経済危機も考えなければいけなくなってきます。
そこで今回は「株価暴落」について分かりやすく解説をします。
最後まで読んで、今後の参考にしてください!それでは始めます。
そもそも株価って何?
よくこんな言葉を耳にしませんか?
「日経平均株価が前日比1000円安」「ニューヨークダウ平均株価が100ドル近いマイナスを記録しました。」
いや~、そうは言われても何を言ってるのか分からないよ。って人多いですよね。
そこで、まず大切にしてもらいたいのは「株価が安くなる」っていうのは悪いこと!っていう感覚です。
「前日比1000円安」って言われたら、「前の日に比べて安くなった」=「悪くなった」という感覚を身に付けることが先ずは大切です!
反対に、「前日比1000円高い」ときたら、よくわからないけど「良くなった」という感覚が非常に大切です。
はっきりいって、世の中のサラリーマンのほとんどの方はこういう感覚だけを持っているという人も多いと思います。
なので、初めて勉強する人はまずこの感覚があれば十分です!
でも、やっぱり詳しく勉強したいよ・・・・
はい、そういう声もあると思うので、株価についてもう少し詳しく解説します。
先ず、この「株価」というのは何か?と聞かれたら。
それは「企業価値」です!
よく聞く、「株式会社」という言葉があると思いますが、こういった会社の全てが「株」を発行しています。
例えば、「A社の株は1株100円」「B社の株は1株200円」だとしましょう。
はい、どっちの会社の方が魅力がありますか?
ダメですよ、安いからA社なんて答えては。
そう、現時点で企業価値として高いのはもちろんB社です!
なぜなら、「株価」が高いというのは、それだけその会社の株をみんなが欲しいということだからです。
はい、もう頭が混乱していますよね・・・・
そこで、も~っと分かりやすく解説します。
ここに2つのパンがあると想像してください。
一つ目のパンはめっちゃ美味しい奇跡のパンです。もう一つは腐ったパンです。
そしてこれが取引されるようになります。
先ず、奇跡のパンを最初100円で売るとしましょう。それがすぐに売れたとします。
しかし、すぐに、いやいや俺は200円で買うよって人が出てきます。そうすると、また売れます。
そうすると、またすぐに300円で買うよって人が出てきます。それがどんどん続いていけば、最初は100円だったはずの奇跡のパンがいつの間にか、10,000円ぐらいになってたりもするわけです。
しかし、一方の腐ったパンはどうでしょうか?
先ずは、腐ったパンも100円で売りに出されます。しかし、これは売れません。
そうすると、80円ならどう?ってなりますよね。でも、それでも売れない。
そうなると腐ったパンは価値がなくなり、いつの間にか10円でも売れないということになってしまうかもしれません。
これが、株価に表れる企業価値なのです。
つまり、成長しそうとか、値上がりしそうな株はみんな欲しいですよね?
だって、一日で10,000円で買った株が、1,000円値上がりするってことは、たった一日何もしなくても、1,000円儲けたことになるわけですから!
つまり、株価に表れるのはその企業の「魅力と価値」ということになります!
そもそも何で株を発行するのか?
これ、疑問に思いません?
だって、企業にとっては別にそんな評価はされたくないと思うはずですよね。
毎日通知表を付けられて、お前の会社の値段はこんなもんだって言われるのむかつきません?
でも、この株式という仕組みは企業にとっても十分魅力のあるものなのです。
そう、全ては「資金調達のため!」です。
企業は、従業員の給料を払ったり、材料買ったり、家賃を払ったり、支払うものが多いです。
そうなると、普通は銀行からお金を借りたり、売り上げから支払ったりします。
でも、株を発行してそれが売れれば、それも資金調達になるのです。
例えば、C社から1株1,000円の株を100株発行するとします。
それが全部売れると、1,000円×100株=100,000円の資金が調達できます。
これって凄いことなんです!
だって企業は与信だの手続きだの時間かかるし、売り上げ待ってたら先になっちゃうし。
でも、株を発行して資金を得ることは、すぐに出来ます!
だったら、こっちのほうがいいと思うのが普通です。
結局、株価ってどうやって決まるの?
ここが問題ですね。
先ほどのC社の例でいえば、1株1,000円の株を100株発行していましたよね。
そして、あなたはC社の100株の内、10株を買いました。
どうしますか?????
ずっと持っておく
確かにこれもいいかもしれません。株には配当金というのがあって、1年間で株の何パーセントかは利回りとして還元をされます。
分かりやすくいうと、10株×1,000円=10,000円分の株を持っているあなたには、毎年3%の利回りがあれば、300円が配当金としてもらえます。
これはこれでいいですよね。
人に売る
これを考える人も多いはずです。売るとしたらどう思いますか?10,000円で売ったのだから、どうせだったら高く売りたいと思うはずですよね。
これが株価に影響をします!
じゃどうしたら高くなると思いますか?頑張って自分が交渉する?
いえいえ、C社が功績をあげて、魅力あるものになればいいのです!
例えば、コロナウイルス感染症に使える新薬を開発した。とか。
そうなれば、少々高くなってもまだまだ値上がりするはずだから、C社の株が欲しいと思う人がたくさん出てきます。
そうなれば、株価は放っておいても勝手に値上がりしていき、いつの間にか1株2,000円になってたりもするのです。
だから、その企業が魅力があれば株価は高くなりますし、魅力がなければ株価は下がっていくのです。
では、今回の株価暴落はなぜ起きたのでしょうか?
先ず、日経平均株価って何のことか説明します。
日経平均株価とは東証一部上場企業約2000社の中から、225の銘柄を日本経済新聞が選んでその平均株価を算出して出されるものをいいます。
この日経平均株価は、日本の企業の魅力・価値を表すもので、これが下落するということは、日本の企業の力が落ちていくということになります。
調べてみると・・・・
2020年1月6日の日経平均株価は23,319円76銭でした。
そして、新型コロナウイルス感染症によって2020年3月31日は18,917円01銭まで下落しました。
この下落幅はリーマンショックの時に匹敵するものです。(ただし、リーマンショック時は7,162円90銭まで下落)
今回の下落は、新型コロナウイルス感染症の影響によって、日本企業が生産活動ができなくなる、または既になってい状況から、日本企業の株を売り始めていることが原因です。
つまり、企業が衰退していき、株価も下がることが予測されると、そんな株は持ってないでさっさと売ってしまおう!とみんな思うわけです。
こうなると株価はどんどん下がり続けます。
別に下がったって私たちに影響ないでしょ?って思うかもしれませんが、大いに関係します。
株が売れなくなるということは、資金が足りなくなります。
そうなれば、ボーナスカット、給与カット、最悪は解雇になります。
さらに、株を保有していた人は、その株が価値をどんどん下げていきます。
今換金すれば100万円ぐらいに価値があっても、来週には90万円ぐらいの価値しかないかもしれません。
そうなると、出費を抑えることを考えて、さらに経済は悪化していきます。
つまり、株価暴落は一部の投資家や企業の問題ではなく、国民生活に直接影響する問題なのです!
「株価暴落でどうなる?国民生活への影響について簡単に解説します!」まとめ
今回の株価暴落によって国民生活はさらに厳しいものになると予測されます。
日本の企業の価値が下がるということは、日本全体の経済にも悪影響を及ぼします。
色んな人が日本企業の株をもっと買いたいと思えば、日本の景気も良くなっていきます!
そのためには、企業再生の支援やさらなる経済対策が国には求めれらます。
景気の一つの指標として、是非日経平均株価に注目してください!